絶対に忘れてはいけない「世田谷一家惨殺事件」
不平等な日韓犯罪人引渡し条約!
あなたは韓国人犯罪者が日本に長期潜伏できる理由は何だと思う?
韓国人にとっては「日本への攻撃、日本人への犯罪」は犯罪ではない!
なでしこりんです。2015年12月。私は毎年12月になったらぜひ思い出してほしい事件があります。それは「世田谷一家惨殺事件」。この事件は2000年12月30日、世田谷区上祖師谷の閑静な住宅街で発生しました。この事件に関しては詳細なレポートがありますので、ぜひ皆様の手でも共有していただき、拡散していただきたいと思います。
韓国人にとっては「日本への攻撃、日本人への犯罪」は犯罪ではない!
なでしこりんです。2015年12月。私は毎年12月になったらぜひ思い出してほしい事件があります。それは「世田谷一家惨殺事件」。この事件は2000年12月30日、世田谷区上祖師谷の閑静な住宅街で発生しました。この事件に関しては詳細なレポートがありますので、ぜひ皆様の手でも共有していただき、拡散していただきたいと思います。
その前に、韓国の聨合ニュースが、韓国から日本に逃亡し、潜伏していた殺人犯が日本の警察に拘束され韓国に引き渡されたことを伝えています。
エアガン殺人事件の主犯、 25年ぶりに日本から送還
1990年、京畿道利川市で発生した エアガン殺人事件の被疑者が 25年ぶりに国内に送還される。 法務部(省に相当)はこの事件の主犯 キム・ジョンマン氏(55)を3日午後3時、 日本から金浦空港に送還する予定だ と明らかにした。 キム氏は、1990年5月、 別のキム某氏(48)と共謀して、京畿道利川市の 川土手でK氏(死亡当時22歳)をエアガンで 撃って死亡させた後、近くの河原に遺体を 埋めた疑いを受けている。(聨合ニュース)http://www.yonhapnews.co.kr/society/2015/12/03/0706000000AKR20151203068000004.HTML
エアガン殺人事件の主犯、 25年ぶりに日本から送還
1990年、京畿道利川市で発生した エアガン殺人事件の被疑者が 25年ぶりに国内に送還される。 法務部(省に相当)はこの事件の主犯 キム・ジョンマン氏(55)を3日午後3時、 日本から金浦空港に送還する予定だ と明らかにした。 キム氏は、1990年5月、 別のキム某氏(48)と共謀して、京畿道利川市の 川土手でK氏(死亡当時22歳)をエアガンで 撃って死亡させた後、近くの河原に遺体を 埋めた疑いを受けている。(聨合ニュース)http://www.yonhapnews.co.kr/society/2015/12/03/0706000000AKR20151203068000004.HTML
日本に25年も不法滞在し家族さえいたという。
日本における 逮捕理由は「不法滞在」。偽造パスポートを所持していたということですが、日本に25年間も在留していてもバレないことが不思議ですよね。 そらくはあの民族お得意の「書類偽造」と「日本人成りすまし」の技を使って日本で暮らしていたのでしょう。もしかすると、在日社会には、日本の法律に優先する韓国人犯罪者をかばう掟(おきて)のようなものがあるのかな?
ここで 大事なのは、日本政府は韓国政府から要求があれば犯罪者を逮捕し、韓国側に引き渡していること。これは「日韓犯罪人引渡し条約」があり、日本政府はこの条約を誠実に順守したわけです。
韓国の警察署内でくつろぐ靖国放火犯・劉強
ところが、韓国政府は日本政府が要求した靖国神社放火犯の中国籍・劉強の引渡しに関しては「靖国神社への攻撃は政治犯」という決定を下して、中国に逃がしています。韓国政府は中国政府の顔色を見たんです。このことから見ても、「韓国は法治国家ではない」ことがわかります。厳密に言うと、韓国人の間では「日本人への攻撃は罪ではない」んです。
韓国 ではご存知、安重根は伊藤博文公を暗殺したことであがめられ、韓国で「国父」と呼ばれている金九でさえ、日本人商人を殺して現金を奪っています。韓国では「日本人への犯罪は犯罪ではないニダ。正義ニダ」という間違った意識が蔓延しています。私たち日本人からすれば「アリエヘン世界」ですが韓国では常識なんですね。
「世田谷一家惨殺事件」 おいて日本人親子4人を殺害したのは「韓国人の男」という有力な情報があるにもかかわらず、15年間も犯人を逮捕できていません。先日、現在でも韓国人による「日本への密入国」が行なわれていることをご紹介しました。ある意味、日本の入国管理には盲点があり、韓国人犯罪者にとっては日本はパラダイスなのかもしれません。私は今この現時点でも、韓国人犯罪者が「在日の森」に潜んでいると思いますよ。「世田谷一家惨殺事件」の犯人だって、日本人に成りすまして「あなたの隣」にいるかもしれません。 BYなでしこりん
ところが、韓国政府は日本政府が要求した靖国神社放火犯の中国籍・劉強の引渡しに関しては「靖国神社への攻撃は政治犯」という決定を下して、中国に逃がしています。韓国政府は中国政府の顔色を見たんです。このことから見ても、「韓国は法治国家ではない」ことがわかります。厳密に言うと、韓国人の間では「日本人への攻撃は罪ではない」んです。
韓国 ではご存知、安重根は伊藤博文公を暗殺したことであがめられ、韓国で「国父」と呼ばれている金九でさえ、日本人商人を殺して現金を奪っています。韓国では「日本人への犯罪は犯罪ではないニダ。正義ニダ」という間違った意識が蔓延しています。私たち日本人からすれば「アリエヘン世界」ですが韓国では常識なんですね。
「世田谷一家惨殺事件」 おいて日本人親子4人を殺害したのは「韓国人の男」という有力な情報があるにもかかわらず、15年間も犯人を逮捕できていません。先日、現在でも韓国人による「日本への密入国」が行なわれていることをご紹介しました。ある意味、日本の入国管理には盲点があり、韓国人犯罪者にとっては日本はパラダイスなのかもしれません。私は今この現時点でも、韓国人犯罪者が「在日の森」に潜んでいると思いますよ。「世田谷一家惨殺事件」の犯人だって、日本人に成りすまして「あなたの隣」にいるかもしれません。 BYなでしこりん
「世田谷一家惨殺事件」
ついに割り出された実行犯は「31歳の韓国人」だった!
(週刊新潮1月2・9新年特大号) http://www.asyura2.com/2003/nihon3/msg/177.html
世田谷一家惨殺事件から丸2年。威信をかけた必死の捜査にもかかわらず、いまだ犯人は捕まっていない。が、水面下の捜査は、ついに現場の遺留指紋とピタリ一致した「実行犯」の存在を割り出していた。当局が暗号で”エス・Z”と呼ぶその男は、31歳の韓国人。そして、国内で頻発する凶悪なアジア系外国人犯罪との関連も浮上。いよいよ執念の捜査は、犯人グループの身近に迫っている。
韓国の首都・ソウル市の鍾路区…。このソウル市の中心部に、大阪府警の特命捜査官が韓国国家情報院(旧安企部)の通訳を伴なって現れたのは、11月下旬のことである。鍾路区は、大企業や銀行などが入った巨大ビルが建ち並ぷと共に、李氏朝鮮時代の遺構が点在する首都を代表するエリア。特に地下鉄1号線の「鐘閣駅」を中心にレストランやショッピングの店なども軒を並べ、日本人観光客にもお馴染みの有名スポットだ。
しかし、その鐘閣駅南側には、メインストリートから1本、2本と路地を入っていくと、昔ながらの木賃宿やアパート、安酒場がひしめいている。その一角で大阪府警の捜査官は、ある韓国人男性に、
「Zがいなくなったのは、いつだ」
「おまえはZとどんな付き合いをしているんだ」
「なぜ日雇いの仕事しかしていなかったZが、日本に行くカネがあったんだ」
という厳しい質問をしていった。
この韓国人男性は、捜査当局が暗号で”エス・Z”と呼ぷ31歳の男を、自分のアパートに居候させていた友人である。エスは「世田谷」、Zは、この男のイニシャルをもじった暗号だが、まさに大阪府警は、この男をターゲットに異例ともいえる捜査体制を敷いているのだ。
「Zは韓国の南東部の大都市・大邱の出身で、世田谷事件当時、29歳。大邱郊外の商業高校を出ており、卒業後、実家を出てソウルに来て、工員や日雇い仕事など、いろいろな職を転々としている。正式に住居を構えたことはなく、木賃宿や友人のアパートを渡り歩き、その日暮らしの生活をつづけていた。しかし、2、3年前に突然、姿を消し、以来、友人たちは行方を知らない、といっている。しかし、この男こそ、世田谷事件現場の遺留指紋と一致した、まさに実行犯だったのです」(府警関係者)
世田谷一家惨殺事件の実行犯を特定…。この驚くべき捜査結果は、大阪府警捜査員たちの手によって一冊の報告書にまとめられ、12月16日、警察庁に提出された。A4判で全225ページ。「厳秘」の判が押されたこの極秘報告書の題名は、表向き「韓国大統領選関連捜査綴」となっている。しかし、中身は、大阪府警を中心に参加刑事延べ28名を動員した「世田谷一家惨殺事件」執念の捜査の集大成だった。そして、そこには現場の遺留指紋と一致したこの31歳の男とその関連情報などの詳細が記載されていたのである。
クロスする外国人犯罪
その詳細を紹介する前に、なぜ世田谷事件が警視庁ではなく大阪府警なのか、そして、なぜここまで実行犯に迫ることができたのかを簡単に記しておく。 2000年12月30日、世田谷区上祖師谷在住の宮澤みきおさん(44)=当時=一家4人が惨殺されたこの事件は、当初、犯人が現場に残した指紋や血液などの遺留物によって、早期解決が予想されていた。
が、捜査が意外な苦戦をする中、半年かかって警視庁が割り出した鑑識結果は、驚愕すべきものだった。犯人の残していったヒップバッグの中から、微量ながらチタン酸バリウムという電子機器のコンデンサなどに使われる特殊な劇薬物が発見され、屋内には軍隊などが使う足音を消すためのブレイデッド・タスラン・ブーツの微細な落剥物やラテックスゴムという止血帯の切れ端。さらには国内では販売されていない覚醒作用のあるベンゼドリンという薬品の僅かな遺留物、また玄関の鍵穴からは、犯人が鍵を開ける時に使った改造錠解器具付きの特殊なスイスアーミーナイフの傷痕……等々、犯人が「外国人」であることを示す結果が次々と出てきたのである。
「暴走族や引きこもり、異常人格者などをシラミつぷしにあたってきたそれまでの捜査方針が、これらの鑑識結果によって、事件後半年を経て大転換するのです。以降、外国人留学生や労働者、不法滞在者がらみの事件を片っ端から洗いなおすようになった。どんな些細な犯罪であろうと悉く厳密な捜査を展開していったのです」(警視庁幹部)
警察庁は2001年12月、全国の都道府県警本部に外国人犯罪、特にアジア系外国人犯罪を徹底的に洗え、という通達指令を出す。そして、その新しい捜査方針が忽ち大きな成果を挙げるのである。その中身はこれまで本誌でも詳報してきた通りだが、2001年12月に大阪市北区兎我野町で起こった風俗嬢殺し、2002年1月に発生した大分県山香町の建設会社社長夫妻殺傷事件(通称"恩人殺し")で、世田谷事件捜査が急展開することになるのである。
「風俗嬢殺しの犯人は、カネ目あての中国人二人組。ホテルに呼び出した風俗嬢を縛り上げ、刺し殺したのですが、府警は彼女を呼び出す時に使った風俗店の着信記録から犯人の携帯電話を割り出すことに成功する。するとその携帯電話が翌月、大分県の山香可で、中国人や韓国人の留学生グループが起こした"恩人殺し"の犯行現場近くで使用されていたことが分かったのです」(大阪府警幹部)
中国人留学生の身元引受入になっていた地元の建設会社経営者が、その当の留学生たちに殺害されたこの事件は、"恩人殺し"として全国に衝撃を与えたが、この二つの事件で逮捕された19歳の中国人が、驚くべき供述を始めるのである。
「大阪府警は携帯電話の発信地点を絞り込む捜査でこの19歳の中国人を逮捕したのですが、彼の口から風俗嬢殺しや恩人殺しだけでなく、なんと世田谷事件のことまで出てきたのです」とは、ある大阪府警の捜査官だ。
「"東京へ行った友が、仕事をやっつけた"という表現で、彼は世田谷事件のことをしゃべり始めるのです。そして、実際にその人間たちの名前を挙げた。このグループは、何人かの司令者のもとに中国人や韓国人が入り乱れているのですが、彼が挙げたのは、4人の韓国人の名前だった。そして、大阪の浪速区や都島区、東大阪市などに散らばっているアジトの場所も自供。そして、彼の供述通り、実際に浪速区恵美須西町の家賃8000円の安アパートのアジトから、世田谷事件の遺留指紋と一致する指紋が検出されたのです」
ピタリー致した指紋
話を冒頭の韓国に戻そう。大阪府警は、以後、サッカーのW杯で沸く韓国へ極秘の捜査を敢行する。大阪府警本部長の直轄案件として極秘におこなわれたこの捜査の全容は、ごく一部の幹部しか知ることはなかった。
ある府警関係者がいう。「5月、6月、そして11月と捜査官は何度も韓国に飛んでいる。ソウル、大邱、雲門(慶尚北道清道郡)など、犯人グループの実家や立ち回り先を訪ねていったのです。可能な場所では、遺留指紋の採取もおこなってきた。その過程で、韓国国防部の協力を得て、こちらが要求した約4500名分の指紋も持ち帰り、世田谷事件の遺留指紋と照合したのです。その結果、こちらの予想通り、犯人グループの一人とピタリ一致した指紋が出てきたのです」
その指紋の一致度数は、「10コンマ3」である。少々専門的だが、人問の指紋は、100から120もの特徴を持っている。それが合致するかどうかで指紋の同一性をはかるのだが、「120ものポイントが一致するというのは技術上も無理。そこで合致させるポイントを12に絞り、指紋の同一性をはかります。対照の結果、この数字が”7”以上になれば、それは指紋の合致と判断するのです。”10コンマ3”という数字は限りなく12に近く、全く同一種のもので、言うまでもなくそのものズバリの指紋ということを意味しています」(鑑識専門家)
その「10コンマ3」の主こそ、事件当時29歳、現在31歳の暗号名”エス・Z”だったのである。執念の捜査は、ついに事件後2年を経て、世田谷一家惨殺事件の実行犯に辿りついたのだ。
前述の通り、Zは高校卒業後、しばらくフラフラしていたが、やがてソウルにやって来ている。「彼はホテルの建設現場や河川工事の現場などいろいろな場所で日雇いで働いている。そして、ソウル市外にある電子部品製造工場でも、非常勤で働いたことがある。単に流れ作業の一部をやっていただけなので、重要遺留物のチタン酸バリウムとここで共通点ができるのか、それはまだ分らない。大邱郊外の実家にも捜査官は行ったが、本人に連絡はつかない、という答えしか返ってこなかった。とにかく、韓国に彼が戻っている足跡そのものが皆無なのです」(府警関係者)
実は、韓国に戻っている形跡どころか、Zが韓国を出国し、日本に来た記録さえ正式にはないという。「つまり彼は日本に密入国しているんです。済州島経由の密航船など、いろいろな可能性もあるが、どういう経路で入ってきたか今の段階では判然としないのです。しかし、現在も日本に彼は潜伏しているのではないか、とわれわれは思っています」(捜査官) が、警察が掴んだ驚愕の事実はこれだけではない。この12月に発生したある事件にも、この犯罪グループが関与していたことが判明したのである。
名古屋事件も同一グループ
名古屋市中区栄に住む趨貞女さん(43)が帰宅途中に誘拐されたのは、12月4日早朝のことだ。趨さんは、エステ店を6店舗経営していたが、この誘拐で、元夫が8000万円の身代金を要求される。6人の犯人グループは、いずれも20代の元留学生たちで、うち一人が、かつて趨さんの店で働いていた。
愛知県警捜査一課は、犯人がかけてきた携帯電話の通信記録の分析から、6人の中国人グループを割り出し、3日後に2人、6日後に残りの4人全員を逮捕した。しかし、趨さんはすでに誘拐当日に殺害され、ボストンバッグに詰められて名古屋港に捨てられていた。
このところ頻発する冷酷無比なアジア系外国人の犯罪の一つだったが、「実は、捕まったメンバーの主犯格が供述した司令者の名前が、風俗嬢殺しや恩人殺しで捕まっていた19歳の中国人が供述していた人物と同一だったのです。つまり彼らは司令者がクロスする関連グループだった。世田谷一家惨殺、風俗嬢殺し、大分恩人殺し、名古屋女社長の誘拐殺人が次々とリンクしてきている。彼らの犯罪組織は、親、子、孫……といった具合に、ネズミ講のごとく複雑に入り組んでいる。東京、愛知、大阪という東海道広域事件ルートとして、目下、これらの犯罪グループの全貌把握に努めているところです」(捜査幹部)
そして、この外国人グループの浮上と共に、世田谷事件の捜査当局から確実に消えつつあるものがある。怨恨説である。当初、犯人の動機をめぐっては、さまざまな憶測が飛び交ったが、ここへ来て、その怨恨説が薄まりつつあるのだ。「これらの事件には、共通する司令者が存在し、しかも動機はあくまでカネ目あてなんです。彼ら外国人たちは、グループ内で情報を交換したり、共有しており、どこそこの人間はカネを持っているという情報があれば、そこを誰かが狙うという構図になっている。宮澤さんはコンサルテイング業務に従事していましたが、その中には、海外からの労働力を国内の企業にはめ込む斡旋的なものも含まれていた。彼ら外国からの出稼ぎ労働者、あるいは留学生グループには、宮澤さんが東大出身で、都内に一戸建てを持ち、お金も持っている、という情報があり、それで狙われたのではないか、と推測できるのです」(府警幹部)
この12月、犯人に結ぴつく情報に200万円の賞金をかけた宮澤さんの父親・良行さん(74)がいう。「事件から2年が経ったからといって、特別にどうという感想はないんです。どんなことがあろうとあの子たちが生き返るということはないんですから。ただ、事件の真相が知りたい。あの犯行の動機や原因が明らかにならないことには、どうにも進めないんです。どんな些細なことでもいい。真相を知らせて欲しい。私の希望はそれだけです」
凄まじい執念の捜査によって特定された実行犯。その存在浮上とほぼ同時期に、またしても凶悪事件を起した関連グループ。風雲急を告げながら、世田谷事件捜査はいよいよ3年目に突入した。果して遺族の願いが届くのは、いつの日なのか。(週刊新潮1月2・9新年特大号)
ついに割り出された実行犯は「31歳の韓国人」だった!
(週刊新潮1月2・9新年特大号) http://www.asyura2.com/2003/nihon3/msg/177.html
世田谷一家惨殺事件から丸2年。威信をかけた必死の捜査にもかかわらず、いまだ犯人は捕まっていない。が、水面下の捜査は、ついに現場の遺留指紋とピタリ一致した「実行犯」の存在を割り出していた。当局が暗号で”エス・Z”と呼ぶその男は、31歳の韓国人。そして、国内で頻発する凶悪なアジア系外国人犯罪との関連も浮上。いよいよ執念の捜査は、犯人グループの身近に迫っている。
韓国の首都・ソウル市の鍾路区…。このソウル市の中心部に、大阪府警の特命捜査官が韓国国家情報院(旧安企部)の通訳を伴なって現れたのは、11月下旬のことである。鍾路区は、大企業や銀行などが入った巨大ビルが建ち並ぷと共に、李氏朝鮮時代の遺構が点在する首都を代表するエリア。特に地下鉄1号線の「鐘閣駅」を中心にレストランやショッピングの店なども軒を並べ、日本人観光客にもお馴染みの有名スポットだ。
しかし、その鐘閣駅南側には、メインストリートから1本、2本と路地を入っていくと、昔ながらの木賃宿やアパート、安酒場がひしめいている。その一角で大阪府警の捜査官は、ある韓国人男性に、
「Zがいなくなったのは、いつだ」
「おまえはZとどんな付き合いをしているんだ」
「なぜ日雇いの仕事しかしていなかったZが、日本に行くカネがあったんだ」
という厳しい質問をしていった。
この韓国人男性は、捜査当局が暗号で”エス・Z”と呼ぷ31歳の男を、自分のアパートに居候させていた友人である。エスは「世田谷」、Zは、この男のイニシャルをもじった暗号だが、まさに大阪府警は、この男をターゲットに異例ともいえる捜査体制を敷いているのだ。
「Zは韓国の南東部の大都市・大邱の出身で、世田谷事件当時、29歳。大邱郊外の商業高校を出ており、卒業後、実家を出てソウルに来て、工員や日雇い仕事など、いろいろな職を転々としている。正式に住居を構えたことはなく、木賃宿や友人のアパートを渡り歩き、その日暮らしの生活をつづけていた。しかし、2、3年前に突然、姿を消し、以来、友人たちは行方を知らない、といっている。しかし、この男こそ、世田谷事件現場の遺留指紋と一致した、まさに実行犯だったのです」(府警関係者)
世田谷一家惨殺事件の実行犯を特定…。この驚くべき捜査結果は、大阪府警捜査員たちの手によって一冊の報告書にまとめられ、12月16日、警察庁に提出された。A4判で全225ページ。「厳秘」の判が押されたこの極秘報告書の題名は、表向き「韓国大統領選関連捜査綴」となっている。しかし、中身は、大阪府警を中心に参加刑事延べ28名を動員した「世田谷一家惨殺事件」執念の捜査の集大成だった。そして、そこには現場の遺留指紋と一致したこの31歳の男とその関連情報などの詳細が記載されていたのである。
クロスする外国人犯罪
その詳細を紹介する前に、なぜ世田谷事件が警視庁ではなく大阪府警なのか、そして、なぜここまで実行犯に迫ることができたのかを簡単に記しておく。 2000年12月30日、世田谷区上祖師谷在住の宮澤みきおさん(44)=当時=一家4人が惨殺されたこの事件は、当初、犯人が現場に残した指紋や血液などの遺留物によって、早期解決が予想されていた。
が、捜査が意外な苦戦をする中、半年かかって警視庁が割り出した鑑識結果は、驚愕すべきものだった。犯人の残していったヒップバッグの中から、微量ながらチタン酸バリウムという電子機器のコンデンサなどに使われる特殊な劇薬物が発見され、屋内には軍隊などが使う足音を消すためのブレイデッド・タスラン・ブーツの微細な落剥物やラテックスゴムという止血帯の切れ端。さらには国内では販売されていない覚醒作用のあるベンゼドリンという薬品の僅かな遺留物、また玄関の鍵穴からは、犯人が鍵を開ける時に使った改造錠解器具付きの特殊なスイスアーミーナイフの傷痕……等々、犯人が「外国人」であることを示す結果が次々と出てきたのである。
「暴走族や引きこもり、異常人格者などをシラミつぷしにあたってきたそれまでの捜査方針が、これらの鑑識結果によって、事件後半年を経て大転換するのです。以降、外国人留学生や労働者、不法滞在者がらみの事件を片っ端から洗いなおすようになった。どんな些細な犯罪であろうと悉く厳密な捜査を展開していったのです」(警視庁幹部)
警察庁は2001年12月、全国の都道府県警本部に外国人犯罪、特にアジア系外国人犯罪を徹底的に洗え、という通達指令を出す。そして、その新しい捜査方針が忽ち大きな成果を挙げるのである。その中身はこれまで本誌でも詳報してきた通りだが、2001年12月に大阪市北区兎我野町で起こった風俗嬢殺し、2002年1月に発生した大分県山香町の建設会社社長夫妻殺傷事件(通称"恩人殺し")で、世田谷事件捜査が急展開することになるのである。
「風俗嬢殺しの犯人は、カネ目あての中国人二人組。ホテルに呼び出した風俗嬢を縛り上げ、刺し殺したのですが、府警は彼女を呼び出す時に使った風俗店の着信記録から犯人の携帯電話を割り出すことに成功する。するとその携帯電話が翌月、大分県の山香可で、中国人や韓国人の留学生グループが起こした"恩人殺し"の犯行現場近くで使用されていたことが分かったのです」(大阪府警幹部)
中国人留学生の身元引受入になっていた地元の建設会社経営者が、その当の留学生たちに殺害されたこの事件は、"恩人殺し"として全国に衝撃を与えたが、この二つの事件で逮捕された19歳の中国人が、驚くべき供述を始めるのである。
「大阪府警は携帯電話の発信地点を絞り込む捜査でこの19歳の中国人を逮捕したのですが、彼の口から風俗嬢殺しや恩人殺しだけでなく、なんと世田谷事件のことまで出てきたのです」とは、ある大阪府警の捜査官だ。
「"東京へ行った友が、仕事をやっつけた"という表現で、彼は世田谷事件のことをしゃべり始めるのです。そして、実際にその人間たちの名前を挙げた。このグループは、何人かの司令者のもとに中国人や韓国人が入り乱れているのですが、彼が挙げたのは、4人の韓国人の名前だった。そして、大阪の浪速区や都島区、東大阪市などに散らばっているアジトの場所も自供。そして、彼の供述通り、実際に浪速区恵美須西町の家賃8000円の安アパートのアジトから、世田谷事件の遺留指紋と一致する指紋が検出されたのです」
ピタリー致した指紋
話を冒頭の韓国に戻そう。大阪府警は、以後、サッカーのW杯で沸く韓国へ極秘の捜査を敢行する。大阪府警本部長の直轄案件として極秘におこなわれたこの捜査の全容は、ごく一部の幹部しか知ることはなかった。
ある府警関係者がいう。「5月、6月、そして11月と捜査官は何度も韓国に飛んでいる。ソウル、大邱、雲門(慶尚北道清道郡)など、犯人グループの実家や立ち回り先を訪ねていったのです。可能な場所では、遺留指紋の採取もおこなってきた。その過程で、韓国国防部の協力を得て、こちらが要求した約4500名分の指紋も持ち帰り、世田谷事件の遺留指紋と照合したのです。その結果、こちらの予想通り、犯人グループの一人とピタリ一致した指紋が出てきたのです」
その指紋の一致度数は、「10コンマ3」である。少々専門的だが、人問の指紋は、100から120もの特徴を持っている。それが合致するかどうかで指紋の同一性をはかるのだが、「120ものポイントが一致するというのは技術上も無理。そこで合致させるポイントを12に絞り、指紋の同一性をはかります。対照の結果、この数字が”7”以上になれば、それは指紋の合致と判断するのです。”10コンマ3”という数字は限りなく12に近く、全く同一種のもので、言うまでもなくそのものズバリの指紋ということを意味しています」(鑑識専門家)
その「10コンマ3」の主こそ、事件当時29歳、現在31歳の暗号名”エス・Z”だったのである。執念の捜査は、ついに事件後2年を経て、世田谷一家惨殺事件の実行犯に辿りついたのだ。
前述の通り、Zは高校卒業後、しばらくフラフラしていたが、やがてソウルにやって来ている。「彼はホテルの建設現場や河川工事の現場などいろいろな場所で日雇いで働いている。そして、ソウル市外にある電子部品製造工場でも、非常勤で働いたことがある。単に流れ作業の一部をやっていただけなので、重要遺留物のチタン酸バリウムとここで共通点ができるのか、それはまだ分らない。大邱郊外の実家にも捜査官は行ったが、本人に連絡はつかない、という答えしか返ってこなかった。とにかく、韓国に彼が戻っている足跡そのものが皆無なのです」(府警関係者)
実は、韓国に戻っている形跡どころか、Zが韓国を出国し、日本に来た記録さえ正式にはないという。「つまり彼は日本に密入国しているんです。済州島経由の密航船など、いろいろな可能性もあるが、どういう経路で入ってきたか今の段階では判然としないのです。しかし、現在も日本に彼は潜伏しているのではないか、とわれわれは思っています」(捜査官) が、警察が掴んだ驚愕の事実はこれだけではない。この12月に発生したある事件にも、この犯罪グループが関与していたことが判明したのである。
名古屋事件も同一グループ
名古屋市中区栄に住む趨貞女さん(43)が帰宅途中に誘拐されたのは、12月4日早朝のことだ。趨さんは、エステ店を6店舗経営していたが、この誘拐で、元夫が8000万円の身代金を要求される。6人の犯人グループは、いずれも20代の元留学生たちで、うち一人が、かつて趨さんの店で働いていた。
愛知県警捜査一課は、犯人がかけてきた携帯電話の通信記録の分析から、6人の中国人グループを割り出し、3日後に2人、6日後に残りの4人全員を逮捕した。しかし、趨さんはすでに誘拐当日に殺害され、ボストンバッグに詰められて名古屋港に捨てられていた。
このところ頻発する冷酷無比なアジア系外国人の犯罪の一つだったが、「実は、捕まったメンバーの主犯格が供述した司令者の名前が、風俗嬢殺しや恩人殺しで捕まっていた19歳の中国人が供述していた人物と同一だったのです。つまり彼らは司令者がクロスする関連グループだった。世田谷一家惨殺、風俗嬢殺し、大分恩人殺し、名古屋女社長の誘拐殺人が次々とリンクしてきている。彼らの犯罪組織は、親、子、孫……といった具合に、ネズミ講のごとく複雑に入り組んでいる。東京、愛知、大阪という東海道広域事件ルートとして、目下、これらの犯罪グループの全貌把握に努めているところです」(捜査幹部)
そして、この外国人グループの浮上と共に、世田谷事件の捜査当局から確実に消えつつあるものがある。怨恨説である。当初、犯人の動機をめぐっては、さまざまな憶測が飛び交ったが、ここへ来て、その怨恨説が薄まりつつあるのだ。「これらの事件には、共通する司令者が存在し、しかも動機はあくまでカネ目あてなんです。彼ら外国人たちは、グループ内で情報を交換したり、共有しており、どこそこの人間はカネを持っているという情報があれば、そこを誰かが狙うという構図になっている。宮澤さんはコンサルテイング業務に従事していましたが、その中には、海外からの労働力を国内の企業にはめ込む斡旋的なものも含まれていた。彼ら外国からの出稼ぎ労働者、あるいは留学生グループには、宮澤さんが東大出身で、都内に一戸建てを持ち、お金も持っている、という情報があり、それで狙われたのではないか、と推測できるのです」(府警幹部)
この12月、犯人に結ぴつく情報に200万円の賞金をかけた宮澤さんの父親・良行さん(74)がいう。「事件から2年が経ったからといって、特別にどうという感想はないんです。どんなことがあろうとあの子たちが生き返るということはないんですから。ただ、事件の真相が知りたい。あの犯行の動機や原因が明らかにならないことには、どうにも進めないんです。どんな些細なことでもいい。真相を知らせて欲しい。私の希望はそれだけです」
凄まじい執念の捜査によって特定された実行犯。その存在浮上とほぼ同時期に、またしても凶悪事件を起した関連グループ。風雲急を告げながら、世田谷事件捜査はいよいよ3年目に突入した。果して遺族の願いが届くのは、いつの日なのか。(週刊新潮1月2・9新年特大号)