「集団的自衛権」ホルムズ海峡"機雷除去"の必要性は!? 浦川アナの解説と佐藤正久議員の大きな認識の違い
【おはよう朝日です】
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ABC朝日放送【おはよう朝日です】、ウラ読み ニュースのカギで、
集団的自衛権 国会ではじめての論戦 "機雷除去"の必要性は!?という解説を浦川アナがしていたので記録しました
ホルムズ海峡の重要性を理解せず、ただ集団的自衛権に反対の立場で素人が解説するとこんなもんだという例です。
図らずもこの直後、ヒゲの隊長こと佐藤正久議員が国会質疑で、コレと全く視点の違う説明されていたのでそれも紹介します。
(実は、ホルムズ海峡の機雷除去に関して世論調査すると賛成が7割超だそうです。)
浦川泰幸アナ「・・・集団的自衛権が閣議決定されてから国会が全く開いてなかった、ようやく昨日開いたんです。初めての国会論戦。ここでっ、えっ!?ホント!?そんなことあるの!?っていう話が実は結構出てきてるんです。」たむけん「ホンマ初めて話しはるの?」浦川アナ「国会で話し合うのは。今までは自民・公明の与党協議だけで済ませていましたから、野党が入ってそれをちゃんと中継でオープンというのは昨日初めてだったんですがっ、衆議院で行われました。で、出てきた話がまずココなんです。ホルムズ海峡が出てきたんですね。日本の原油の総輸入量の8割が通過するホルムズ海峡。コチラですね。アラビア海・ペルシャ湾を隔てる非常に狭い40km位しかない海峡なんですけど、サウジアラビア・オマーン・カタール・クエートこの辺が石油積出港でしょ。ドンドン石油を運んでくる、タンカーが通過する狭い海に、イランが(中略)何か事があればココに機雷を撒いて、船がぶつかったらドカーンっていくような爆弾をココに仕掛けようとする事もあるんじゃないか、想定としては。その機雷を除去する必要性を実は今日繰り返し安倍総理、強調したんですね、それがコチラです。
岡田元代表(民主党)「ペルシャ湾に機雷が設置された時に、石油が日本に入ってこないと。これは我が国が直接攻撃を受けた時と同等の被害なんでしょうか。私はかなり違うと(思う)。」という岡田さんとの論戦でしたけど、ちょっとだけ聞くと安倍総理、言ってる事は正しいかなと思うんですよ。油が止まって中小企業の皆さんが大変な事になって倒産したら困ります。それはあってはならない事だけれどもっ、集団的自衛権というのはある意味戦闘行為に参加する事なんですね。この機雷除去というのは向こうの当事国からすれば自分の武器を取られる事なんですから、実はもう戦闘行為になっちゃうんですよね。この戦闘行為に参加するという事とっ!中小企業を守る話っていうのは一緒なの?・・・・最初は全然違う話だったでしょ。武力行使にはタガがあるという、これが武力行使の新3要件。これに当てはまるんでしょうか?要は、我が国の存立が脅かされて、国民の生命や権利が根底から履される明白な危険がある事 とはちょっと違うような気がするんですけどねぇ。」たむけん「違うなぁ違うねぇ」浦川アナ「よくね、新聞とかテレビはこの新しい武力行使の3要件について『など』でお茶を濁すんですが、えー今日は全部お見せしたいと思います。」要は、他に手段が無くて必要最小限限度の実力行使、これが新しい3要件なんですがこれをちゃんとやればっ、集団的自衛権を行使できるというように公明党側も認めたんですがっ、その公明党の方ですら、ホルムズ海峡って事は想定してないんです。日本周辺、特に朝鮮半島の有事に関しての集団的自衛権と言ってるのに、安倍さんは全く違う事を仰った訳ですね。」たむけん「急に言い出したの、これ?」 浦川アナ「元々やりたかったんでしょう機雷除去は。」飯星景子氏「(笑)やりたいから一番最初に言うんですよね、恐らく。」浦川アナ「ただね、疑問があります。こういう事があるんですね。石油が来なくなったら大変ですけれども、日本は石油備蓄があります。国が石油を備蓄してます、基地で。それから民間石油会社にも義務を負わせてます。合わせて185日分の石油が日本にはあるんです。」「あ~。」「あぁ」浦川アナ「これ普通の使い方をしてても半年間は生活維持出来る物があるんです。半年間に国際的な協議を国連が動いて機雷の事は解決ができる可能性もある訳ですよね。」 たむけん「あるねっ、話し合いでねっ。」浦川アナ「日本がわざわざ行く必要は本当にあるのかなっていう気がしてしまいます。で昨日は、実は国会は開いてないんです。コレなんですね、閉会中審査って言いまして、国会、終わっていますから。・・・わざわざ昨日やったんです。というのは政府・与党が閣議決定・集団的自衛権の内容に関する審議に応じて、国民に説明したいと思っている訳なんです。結局、安倍総理はやはり説明不足だったかな、支持率も結構急落してますからという批判は認識してるんてすけどもっ、今日は参議院で議論をします。でも昨日の衆議院の聞いててハテナハテナがいっぱい与野党とも出る訳(笑)ですよね。」たむけん「安倍さんもなんかこう喋りにくいと、、」 浦川アナ「そういう感じしましたよね!」 たむけん「なんかね。ちょっと詰まったりとかぁ」浦川アナ「結局自民党・公明党の協議とはズレた話になってきてた、、」飯星氏「っていうか、この話はぁ(笑)閣議決定する前に(そうなんです(笑):浦川アナ) やるべき事なんですよーー!本来はっ、ねー、この3原則だってどういう基準でやるのかとかぁ、ホルムズ海峡なんて話(出てこなかった:浦川アナ) だーれも聞いてなくっていきなりって、、もうホントおかしいよっ。」浦川アナ「国会の監視ができない状態で閣議決定してるぅ、自民党・公明党の間で。公明党が歯止めになってくれると思ったら公明党が思ってる事と自民党が思ってる事も違うという、、」飯星氏「違う。で、公明党は今頃さぁ、なんかごちゃごちゃ言い出してるでしょーー」浦川アナ「ははは、これ今日だけの参議院の審議で疑問が絶対解決しないと思うんですがね。ニュースのカギのコーナーでした。」以上
ホルムズ海峡は日本の生命線です。しかも今、火力発電頼みだし一層。
これを「話が全然違う」と笑うのは想像力が無さ過ぎる。
何も機雷を撒かれたらすぐに自衛隊が出動するって話ではないんです。
集団的自衛権は「権利」なんだから、そういう選択肢を持つ事が日本の為になるって話なのになんで理解できないかなぁ??
油の備蓄が半年あろうが、ホルムズ海峡に何かあったら株価が一番下がるのは日本。
で、中小企業が倒産したら自殺者がいっぱい出るし、取り返しのつかない本当に大変な事になるんですっ。
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ホルムズ海峡に機雷が撒かれた場合・・・日本がそこにおいて一番恩恵を被っているのに、高い掃海能力を持っているのに、本当に何もやらなくていいのか
日本に油を運搬している外国船を護るなど、外国との信頼関係上、選択肢が必要という視点で、佐藤正久議員の質疑のホルムズ海峡の機雷除去の質疑部分のみ要約しました
これぞ、国益を考えに考えての真剣な議論です。
佐藤正久議員「・・・2004年に派遣されたイラクにいた。ペルシャ湾で日本のタンカー『高鈴』が武装集団の襲撃を受けた時、護ってくれたのはアメリカの海兵隊と????。結果3名の若者が命を落とした。当時は海自がインド洋で給油活動をしていたので、アメリカは日本政府に『同じ活動をやっている仲間を助けるのは当たり前だ』と言った。ところが選挙で負け衆参のねじれにより、野党に『インド洋の給油活動は憲法違反』と指摘され中断した。その時現場では色んな批判を受けた。『何故アメリカの若者が日本の油を守るために危険な任務をするのか』と、イギリスのフィナンシャルタイムスは1面で『これは武士道ではない。臆病者だ』とガラッと変わった。これが現実の世界だ。衆議院の2/3を使って再開された時に、横須賀から出航した海自の司令官は、政治家・マスコミ・一般の人の前でこういう挨拶をした。『憲法違反と言われたが、我々にも意地と誇りがあります。日本の国益の為にしっかり汗を流して参ります』普通は自衛官はなかなかここまで言わない。その位の覚悟でやっている。そのくらい油の道は極めて大事だと皆分かっている。皆で護り合う。まさに一国平和主義なんて通用しないという例だと思う。ホルムズ海峡の機雷除去は、武力行使の新3要件に当たる場合もあると思うので、総理が決断をしなくてはならない時もあると思うが如何か。」安倍総理「・・・(カンボジアPKO派遣の話)ホルムズ海峡については指摘されたように、原油の8割・ガスの2割が入ってくる。イラン情勢が少し不安定になるだけでも原油価格は大きく変動する。そこに機雷が敷設されて封鎖状態になれば、半年間備蓄があったとしても、その段階から日本は経済的な危機に見舞われる。日本だけではないが。その機雷を誰かが除去しなければ危機は去らない。その(油の)8割が来ている日本が何もせず誰かがやってくれるのか。これは我が国に死活的な影響が出てくる。シーレーンにおける機雷除去は、国際法上は武力の行使に分類されるが、その活動の実態は、船舶の安全を損なう水中の危険物を除去するもので、戦闘の当事者にはなり得ない我が国が、民間の船舶の安全な航行を確保する目的であり、受動的で限定的な行為。今までも機雷除去が戦闘行為に発展した事例はない。野党は護衛艦も行ったという誤解をしているが、掃海船の構造上も戦闘行為の行われている場所に行くことはない。掃海によって我々の生命線を繋ぐことができると思う。」小野寺防衛相「機雷除去については、日本の自衛隊は世界最先端の技術を持っている。」以上
ざっくりまとめましたが、現場にいた元自衛隊員としての声は目からうろこだし、安倍総理の日本を守る強い覚悟を感じたので是非ご覧ください(ホルムズ海峡のくだりは2/2です。勝手に移動します)
マスコミはもっと現場の声を聞き、しっかり取材して国民に正確に伝えてほしいものです。
国民が「集団的自衛権一部行使容認」を正しく理解せず、「戦争コワイ」になっているのは、全部マスコミのせい!