朝鮮総連トップ宅捜索
北朝鮮産→中国産偽りマツタケ不正輸入事件の関係先
日本が科している経済制裁の一環で輸入が全面禁止されている北朝鮮から、中国産と偽ってマツタケを輸入した疑いが強まったとして、京都府警、神奈川県警などの合同捜査本部は26日、外為法違反の疑いで、関係先として朝鮮総連の許宗萬議長の自宅などに家宅捜索に入った。朝鮮総連トップの自宅に捜索が入るのは極めて異例。
捜査本部は同容疑で、東京都内の食品会社の李東徹容疑者(61)=千葉県市川市=と金芳彦容疑者(42)=東京都江東区=を逮捕した。
捜査関係者によると、社員らは平成22年9月、中国産と偽って北朝鮮からマツタケ約1200キロを不正に輸入した疑いが持たれている。
捜査本部は26年5月、同容疑で関係先十数カ所を家宅捜索。押収した証拠品を精査し、捜査を進めていた。
北朝鮮からの輸入は18年以降、全面禁止されている。
貿易会社を家宅捜索 北朝鮮からマツタケ不正輸入の疑い