【痛快!テキサス親父】
慰安婦問題で天に唾する韓国
ベトナム戦争時の人権蹂躙を謝れ
朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国は、慰安婦問題で日本を貶めている。全米各地に慰安婦の像や碑を設置したり、フランス・アングレーム国際漫画祭では、荒唐無稽な企画展を開催した。これに激怒しているのが、「テキサス親父」こと、トニー・マラーノ氏だ。連載「痛快! テキサス親父」で、韓国の負の遺産といえる「ライダイハン」に切り込んだ。
ハ~イ! みなさん。この連載へのエールが、夕刊フジにたくさん届いているようだ。ありがとう。心から感謝しているぜ。
今回は、俺が大好きな日本を貶めている慰安婦問題について、これまでと違った角度から考えてみたい。
韓国側は、慰安婦に対する日本政府の謝罪と賠償を求めている。1965年の日韓請求権・経済協力協定で「完全かつ最終的に解決済み」となっているのに、賠償金の“おかわり”を欲しがっているんだ。
つまり、韓国は国家間の条約や協定を平気で無視するってことになる。とても法治国家とは思えないよな。
そもそも、慰安婦は性奴隷ではない。何度も連載で指摘したが、ワシントンの国立公文書館に、米軍が太平洋戦争中の1944年、慰安婦から聞き取り調査した報告書が保管されている。ここには、《慰安婦は強制されたものではなく雇用されていた》《接客を断る権利を認められていた》《女性たちは大金を持って楽しんでいた》と明確に記されているんだ。
それでも韓国側は「戦時における女性への人権蹂躙(じゅうりん)だ」と吹聴している。当時、公娼制度は合法だったから、日本が批判されるいわれはないが、そこまで韓国側がいうなら、自分たちがベトナム戦争で行った、女性への人権蹂躙についても謝罪して償うべきじゃないのか?
1960~70年代のベトナム戦争で、韓国は米軍以外では最大規模の延べ30万人以上を派兵した。そして、韓国人兵士は戦争難民だったベトナム人女性を暴行したり、強引に慰安婦にしたという。
悲劇の結果、韓国人男性とベトナム人女性との間に生まれた子供は「ライダイハン」と呼ばれている。ベトナム語で「ライ」は混血、「ダイハン(大韓)」は韓国を意味する蔑称だ。3000人とも1万5000人ともいわれるライダイハンは、ベトナムで差別されている。
封印されてきたベトナム戦争の「負の遺産」は90年代後半から、韓国の市民団体などが調査・報道して顕在化した。そこで聞くが、韓国は今までにベトナムやベトナム人女性に賠償金を支払ったのか?
俺は、韓国による突出した日本批判は、自国がベトナム戦争で行った蛮行の裏返しではないかと思っている。自分にやましいことがあると、過剰に反応する心理のことだ(苦笑)。日本には「天に唾する」ってことわざがあるらしいが、まさに、このことじゃないか。あきれ返るぜ。
親愛なるみなさんと日本に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。
では、また会おう!
■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、さまざまなニュースについて動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。
朴正煕大統領が「米軍慰安婦」管理
テキサス親父の指摘に韓国団体
「虚偽」と反発も…
【追跡~ソウル発】
韓国の通信社「ニューシース」が最近、「朴正煕元大統領は米軍慰安婦管理の総責任者だったという虚偽事実を含む映像がインターネットで広まっている」と報じた。「夫婦学校」という韓国の性教育団体の校長が同通信に対して明らかにしたという。だが、記事で「虚偽」と断定された内容をめぐり韓国国会はすでに、証人や文書資料に基づいて審議。昨年は問題を担当する女性家族省長官が真相究明を明言しており、問題の存在は否定し難いのだが…。(ソウル 加藤達也)
■「テキサス親父」をサイバー攻撃?
ニューシースの記事は「親日派米国人がユーチューブを通じ、朴正煕大統領が米軍慰安婦を管理していたと騒いでいる」というもの。発信者は匿名で伝えているが「テキサス親父」の名で知られる米国人男性が1月23日にアップした動画を指しているとみられる。
校長は投稿について「国家情報院はもちろん大統領府、安全行政省、警察庁、放送通信委員会などのインターネットサイト関連の政府部署は、サイトの存在さえ知らないままだ」と指摘。動画が「これ以上広がる前にネチズン(「ネット市民」の韓国語略語)が結集して反韓行為をする外国人を懲らしめなければならない」と、サイバー攻撃をうかがわせる抗議活動を呼び掛けている。
■国会で審議された「事実」
だが、「テキサス親父」の投稿を「虚偽」とするのには無理がある。韓国の国会ではこの問題をめぐる政府の責任をめぐる議論が、2012年、2013年と2年連続で実施され、「朴正煕元大統領が米軍慰安婦施設を管理していた」ことはもはや、国会議員やメディアの誰もが知る事実と言っても過言ではない。
2013年11月には野党民主党の兪承希議員が国会国政監査でこの問題を取り上げ、韓国政府が米軍慰安婦施設を管理していたとする文書資料を示して追及した。
監査後、兪議員は報道資料を発表。そこには「朴正煕軍部が『米軍慰安婦』管理 朴大統領直筆決裁書類が存在」「1977年基地村浄化政策『(大統領)閣下留保分特別基金』から支援措置」「監禁治療遂行、性病管理所設置条例案公開、無理な監禁治療で死亡も」-などと明記されている。
(以下略)
http://www.zakzak.co.jp/society/forei...
公開日: 2014/02/21