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嶋貫和男氏「月2日勤務で年収1000万円」に驚きの声 国会内「おお~っ」、ネット上「天下り斡旋してよ~」

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嶋貫和男氏
月2日勤務で
年収1000万円に驚きの声
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衆院予算委に出席し、挙手する文科省人事課OBの嶋貫和男氏。
右は前川喜平前事務次官=7日


 文部科学省の天下り斡旋問題で、7日に行われた衆院予算委員会の集中審議で参考人として出席した文科省の人事課OBの嶋貫(しまぬき)和男氏(67)が天下り先での厚遇ぶりを認め、波紋を呼んでいる。

 嶋貫氏はこの日、小川淳也議員(民進)から「ドラフトされていた明治安田生命(保険)への顧問就任が実現しているが、実際に勤務形態は月2日勤務で報酬は(年収)1000万円だったのか」と追及された。これについて嶋貫氏は「確かに社の方へ出向く回数は基本的にそうだった。折に触れて行くこともあった」などと出勤回数について述べると「1000万円は」という声が上がり、「金額はその通りでございます」と認めると国会内が「おお~っ」「信じられない」という驚きの声に包まれた。

 これについてツイッター上でも「俺にも天下り斡旋してよ~ 1000万の内1割くらいやるからさ~」「ほかの省庁なども探せば、こんな例がもっと沢山出てくるはずだ」「たくさんの礼金をもらっているでしょうから、脱税の調査はしてほしいわね」などと厳しい批判が寄せられた。

 嶋貫氏は牧原秀樹氏(自民)の「斡旋の中心人物と認定されているが、事実か」との追及に「許される範囲のものと考え、人助けという思いで行ってきたが、監視委員会の報告を受け、自身の認識不足を恥じている。悔いてもいる」と反省の弁を述べた。これについてもツイッター上では「民間の立場で人助けって、そんな道理はない。だったらお金貰わず完全ボランティアでやりなさい」などの批判の声が上がった。

 文科省が6日に発表した調査結果によると、嶋貫氏は人事課で調査官や企画官など要職を歴任し、2009年7月に文科省を退職。保険代理店の顧問や財団法人の審議役に就く傍ら、人事課が作成した退職者リストを活用して再就職の斡旋に関与し13年ごろまでに嶋貫氏と人事課による斡旋体制が形成・拡充された。

(WEB編集チーム)


文部科学省 天下り、年収1千万、月2回勤務で



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