サムスン“爆発洗濯機”で集団訴訟に発展も
豪州、ニュージーランドでも破裂
新型スマートフォンのバッテリー欠陥問題で揺れる韓国のサムスン電子で、今度は米国で洗濯機が破裂する事故が相次いでいることが分かった。米当局が注意を呼びかけ、使用者による集団訴訟にも発展している。豪州やニュージーランドでも洗濯機の火災や爆発事故が多発するなど世界中で騒動となっている。(夕刊フジ)
「爆弾のような音がして洗濯機が突然吹き飛んだ。ナットやフタが床に散らばっていた。隣にいた4歳の息子の頭を必死にかばった…」
米ABCニュースはこう訴える女性をはじめ、サムスン製の洗濯機で同様の事故が起きたとして、2015年以降21人が米消費者製品安全委員会(CPSC)に訴えたと報じた。
問題になっているのは、洗濯機の上部から洗濯物を入れる「トップロード」型で、サムスンが2011年3月から16年4月の間に製造した製品。ABCニュースは、洗濯槽の下部を支える軸受け部分が振動で破損し、洗濯槽が回転とともにぐらついて洗濯機を破壊したという被害者の弁護士の見解を伝えている。
また、CNNによると、ニュージャージー州の裁判所では洗濯機が破裂したと訴える被害者が集団代表訴訟を起こしている。テキサス州の原告は訴状で「ガレージの壁を突き破るほど激しい破裂だった」と指摘。原告側は、サムスンが「欠陥のある洗濯機を回収し、証拠の隠滅を図った」とも主張しているという。
サムスン側は「一部の洗濯機で寝具や、かさばったり防水加工をした衣服などを洗う際に異常な振動が発生し、けがや物的損害のリスクをもたらす可能性がある」とする声明を発表。CPSCは、こうした物を洗う際には、洗濯槽の回転速度が遅い弱流コースを使うよう注意を促している。
サムスンの洗濯機をめぐっては、今年初めに豪州で爆発後に火災を起こしたと報じられた。ニュージーランドでも、13年に電気ショートによる火災の可能性があるとしてリコールとなった後も使い続けられている洗濯機で今年に入って18台出火したという。
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