沖縄県の翁長知事の行動に、同じ沖縄県石垣島のローカル紙「八重山日報」のコラム「金波銀波」(6/16)」が噛みついている。一読して、私は全くその通りだと感じた。以下、一部を引用し、紹介する。
尖閣諸島周辺の接続水域に中国軍艦が初めて侵入し、八重山住民に不安が広がっている。これまでは中国公船「海警」が頻繁に領海侵入を繰り返してきたが、軍艦の出現は、中国が尖閣強奪に向け、実力行使をエスカレートさせる第一歩という見方が支配的だ・・・
それにしても不可解なことに、当事者であるはずの翁長雄志知事の顔が全く見えてこない。米軍関係者の事件には饒舌にコメントする知事が、中国の軍艦航行には沈黙を続けている。・・・八重山住民としては寂しい。
八重山諸島は琉球王朝時代に、本島の王、尚氏の極めて過酷な支配を受けてきた。それだけに「沖縄本島の二大新聞だけが沖縄の世論だと思わないでほしい」と、八重山日報の編集長は国連などで強く主張している。
そんな視点から見れば、コラムの文意あるように「翁長知事が中国の侵略には何も言わず、沖縄を守る米軍には辛辣にものを言う」そんな疑問も納得できよう。