スウェーデン人の女性(22)
世話をしていた難民の少年に殺される
スウェーデンの難民宿泊施設で
(CNN) スウェーデンの難民宿泊施設で25日、難民認定を申請している15歳の少年が職員を刺殺する事件があった。警察は、テロ事件ではなかったとの見方を示している。
警察は少年の身柄を拘束し、出身国も突き止めたが、身元に関する情報は公開していない。
事件はスウェーデン西部べストラ・イエータランド県イエーテボリにある18歳未満の難民認定申請者のための宿泊施設で起きた。死亡した22歳の女性職員は、同施設に滞在する少年8人に1人で対応していたという。
警察は少年の身柄を拘束し、出身国も突き止めたが、身元に関する情報は公開していない。
事件はスウェーデン西部べストラ・イエータランド県イエーテボリにある18歳未満の難民認定申請者のための宿泊施設で起きた。死亡した22歳の女性職員は、同施設に滞在する少年8人に1人で対応していたという。
このうち事件に直接関与した少年は1人だけだったと警察は見ているが、残る7人からも事情を聴いている。
警察は「テロではなく、事故あるいはけんかだったと思われる」と説明している。少年はそれぞれ出身国が異なるため、事情聴取には別々の通訳が必要な状況だという。
警察によれば、同地では毎月50人のペースでシリアやアフガニスタンからの難民が増えており、難民が絡む騒ぎは増加の一途にある。ただ、これまでは難民同士のけんかがほとんどで、地元のスウェーデン人が巻き込まれる事件は起きていなかった。
警察は「テロではなく、事故あるいはけんかだったと思われる」と説明している。少年はそれぞれ出身国が異なるため、事情聴取には別々の通訳が必要な状況だという。
警察によれば、同地では毎月50人のペースでシリアやアフガニスタンからの難民が増えており、難民が絡む騒ぎは増加の一途にある。ただ、これまでは難民同士のけんかがほとんどで、地元のスウェーデン人が巻き込まれる事件は起きていなかった。
【移民ショック】
覆面集団50人、難民らを次々襲撃
スウェーデン、数人を拘束
女性殺害の「報復」か
スウェーデンの首都ストックホルム中心部の駅などで29日、反移民を訴えるビラを配っていた覆面姿の極右グループなどの男ら約50人が、難民や移民を狙って次々に通行人らを襲撃した。
負傷者の有無は不明。警察は30日までに男数人を拘束した。
スウェーデンでは今月25日、難民受け入れ施設で働いていた女性が殺害され、難民申請中だったソマリア人の少年が逮捕される事件が発生した。地元メディアによると、男らはこの事件の「報復」を目的に集まったとみられ、外見から襲撃対象を選んで殴るなどの暴行を加えた。
ストックホルム中心部の駅には、北アフリカなどから到着した親がいない子どもの難民や移民が住み着いている。(共同)
スウェーデンでは今月25日、難民受け入れ施設で働いていた女性が殺害され、難民申請中だったソマリア人の少年が逮捕される事件が発生した。地元メディアによると、男らはこの事件の「報復」を目的に集まったとみられ、外見から襲撃対象を選んで殴るなどの暴行を加えた。
ストックホルム中心部の駅には、北アフリカなどから到着した親がいない子どもの難民や移民が住み着いている。(共同)
【難民動物園】ハンガリー難民キャンプの移民
「おりの中の動物」のよう、動画公開
ハンガリー難民キャンプの移民「おりの中の動物」のよう、動画公開
西欧を目指す移民らが大量流入しているハンガリーで、セルビアとの国境に近い南東部ロスケ(Roszke)にある難民キャンプ内で移民らが「おりの中の動物」のように扱われている様子を撮影した動画が公開された。
動画は、9日に同キャンプを訪れたオーストリア人の女性ボラティア、ミヒャエラ・シュプリッツェンドルファー(Michaela Spritzendorfer)さんがひそかに撮影したもの。広いホール内でヘルメットをかぶりマスクをしたハンガリーの警官たちが投げ込んだパンを、フェンスで囲われた中にいる移民たちが先を争って奪い取る様子が映っている。難民の数は150人ほどだ。
女性や子どもたちは、空腹を満たそうと飛んでくるパンに必死で手を延ばす男たちの群れにのみ込まれ、後方の移民たちは警官に気付いてもらおうとフェンスの上によじ上り手を振ったり叫んだりしている。
シュプリッツェンドルファーさんと共に同キャンプを訪れたボランティアのクラウス・クフナー(Klaus Kufnerr)さんは「おりの中の動物に餌をやっているような光景だった。まるで、欧州のグアンタナモ(Guantanamo)だ」と、同キャンプを収容者への過酷な拷問が非難されているキューバの米海軍基地に例えた。
クフナーさんは、セルビア国境を越えてきた難民数千人を支援しようと食料や衣服、医療品を持ってシュプリッツェンドルファーさんと共にロスケの難民キャンプに来たとAFPに語った。
シュプリッツェンドルファーさんは「非人間的な光景だった。彼らが空腹なのは明らかだが、彼らは食べ物のために闘っているのではないと代弁しなければと思った」と語った。シュプリッツェンドルファーさんの夫はオーストリアの緑の党(Green Party)ウィーン(Vienna)支部の議長。
動画は10日に動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された後、11日朝までに
2万回以上再生されソーシャルメディアでも広く共有された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150911-00000041-jij_afp-int
Fluchtlingslager Röszke