【長谷川豊】「当たり前のこと」を言ったら安倍内閣の支持率が急回復
戦後70年談話に関しては、私の個人ブログの中で評価を書かせていただきました。
もちろん、内容的には素晴らしかったですし、公平に見れば、あの内容は評価されるべきものであることは間違いありません。あれを批判しているのは、恐らく、一部の「政権を批判していれば満足する」低レベルのメディアでしょう。それらは放っておいても問題ありません。
これらを受けまして、産経新聞とFNN、そして共同通信社の世論調査の結果が明らかになりました。
産経新聞とFNNの調査では、安倍内閣の支持率が43.1%。前回比、3.8ポイントの回復です。共同通信社では内閣支持率が43.2%。こちらにいたっては前回調査と比べて5.5ポイントの回復となります。両社ともにほぼ同じ数字なので、大体この数字であっているのでしょう。かなりの回復と見て取れます。
逆に不支持率は産経新聞社とFNNの調査では、前回から7.6ポイントの減少。共同通信社では5.2ポイントの減少です。
戦後70年談話が、かなりの高評価を得ていることが明確に分かります。
ネット上などの世論を見ても、圧倒的に支持されていたのが
「戦争を知らない子供や孫の世代にまで、謝罪を押し付けてはいけない」
と言い切った部分です。もちろん、これが今回の一番のキモの部分なのですが、極めて高い評価であることが分かります。
これらを受けて、自民党の二階派のトップの二階氏も
「次の総裁選、安倍総理の再選は間違いない」
と断言。谷垣氏も同様に安倍氏の再選を支持するに至りました。これで、次の自民党総裁選において安倍総理が続投することでほぼ、間違いないと見ていいでしょう。
でも、考えてみてください。
前回のこちらのコラムにも書いたのですが、そもそも「戦争を知らない世代」が70年も前の話で謝罪をし続けるなんて……世界的に見たら
超異常なこと
です。誰でもおかしいと感じることです。
逆に言うと、安倍総理が「当たり前のこと」を言っただけで、日本人は喜ぶほど、戦後の日本教育って、極端なサヨク方向に偏っていたのだ、ということが分かる気がします。不必要に反省を促し、必要以上に、日本をけなし続けていたのは間違いないでしょう。
あの戦後70年談話。とても良かったと思います。これを受けて、ウヨク軍団も変な勢いの付き方をしてはいけません。あの70年談話にあったように、だからこそ、謙虚に、ますます、誠実に進んでいくことが日本の務めなのでしょう。
去年は朝日新聞も「慰安婦の強制連行記事」が大ウソだったことを認め謝罪するに至りました。
戦後70年。やっと日本は、中道に進み始めているのかもしれないですね。
長谷川豊(Hasegawa Yutaka)