【行橋市議会議員　小坪しんや氏ブログ】　BPO委員の香山リカさん、Twitterをやめるそうです。情報リテラシーの話。

Twitter上で何度もやりとりさせて頂いたため、
立場は違えども、妙な親近感を覚えていた。

思想信条が異なるゆえ、たまにはむっとなることもあったが
Twitterをやめるとなると、どことなく寂しくもある。

▼アカウントが不正に操作され投稿された内容
香山リカ氏らが謝罪する必要にかられた前日に、番組関係者しか知り得ない内容が投稿され、「まったく反省しておりませんよ。」というような内容でした。
このtweetはすぐに削除されます。

▼謝罪会見が行われた経緯
青山繁晴さんの番組が視聴者数が多いことを論じた際、「信者」等の言葉を用い、視聴者を揶揄する発言がありました。

▼「のっとられたのは事実」なのでしょう。
本人がそう言っているのであるから、それで間違いないのでしょう。
読者は色々な思いもあるでしょうが、私はとりあえず「香山さんが述べたことは正しい」というスタンスで書かせて頂きます。

web版が主とは言えスカパーでも放映されております、
メディアにおいて本人が述べておられます、
BPO委員も務められている香山さんが、メディアで発表した以上、
それが事実なのだと思います。
というよりも、そこが崩れると全部が崩れてしまいます。
論じようがない。

この点については、「武士の情け」という言葉が正しいのかはわかりませんが、
この際、私は言及しません。

▼事実であれども言うべきではない。
その上で、情報リテラシーを鑑みればこれは言うべきではなかった、と思うのです。
その、言及いたしませんとは言いましたが、その、なんと言いますか、、、
のっとられたのでしょうけれども、そうは受け取って頂けない方々が大勢おらっしゃいます。

流石にタイミングが良すぎるだろう、と。
「（のっとられたのは）ウソではないか」「強弁しているだけではないか」という批判が相当に出てくることが容易に予見されます。

これが予見されるタイミングであった以上、言うべきではなかったと私は思います。
香山さんを信じている、という立場において述べさせて頂きますが
それが事実なのでしょうけれども、それでも言うべきタイミングではなかった、と。

▼関係者しか知り得ない情報
特にそうとられかねないのが、以下のくだりでしょう。
（※　のっとられた状態で投稿されたものです。）
＞昨日、今朝のおわび放送の台本を見せてもらいました。そこには「不本意な思いをされた方」という表現が２回出てきました。それが今朝の放送では、「卑怯、卑劣な誹謗中傷」「人として許されない事実に反する誹謗中傷」に置き換えられていたのです！局もあれば「誹謗中傷」だったと認めたということです

ここで述べれれた内容は、どうも事実であったようです。
つまり整合性がとれており、無関係な第三者がのっとったのであれば投稿できぬ内容のようです。

と言いますのは、同じくのっとった者が述べた
＞ここでやめては「完全勝利」などと言われるので、つまらない仕事だけと6月までは続けようとか
で触れられている、「つまらない仕事」のプロデューサーが裏付けるような内容を述べているため。

▼つまらない仕事とされたプロデューサーが番組で述べた内容（抜粋）
以下、口語であったため一部修正、または（）で注釈を加えつつ、できる限り正確に意図が伝わるよう書き起こした。
香山さんのアカウントで（のっとられて）投稿された文章を前に、述べた内容。

（投稿された内容は）昨日のお言葉（恐らく反省の弁）とはまったく正反対。
一部内容に、この一連のやりとり、スタッフ間とのやり取りが把握していないと書けないようなこともあります。
台本のやり取りでありますとか。

香山さんがお書きになられたものでなければ
誰か内部の者が書いたものだと断定せざるを得ません。

一連の台本のやり取りというのは僕（プロデューサー本人）も立ち会ってチェックしている。
どういうタイミングでメールで送付したか等を覚えているんですけど
そこに詳細に書かれている事実があります。

これはどういう形であれ、誰が書いたのか
アカウントをどういう形でのっとったのか。
引き続き調査をしてまいりたいと思います。

▼では、実際に見てみましょう。
上記のtweetをプロデューサーが読み上げようとした際、香山さんがそれを静止し、話し始めます。
以降、実際の（のっとられた状態の）tweetの紹介が画像であり、のち前述のプロデューサーの怒りに満ちた声明が出てきます。
香山さん、とてもバツが悪そうですね。。。

▼想定される余波
これは保守陣営が思うよりも、また香山リカさんのファンが思うよりも、極めて深刻な事態です。
私はTwitterを閉鎖されてしまい、もう以前のようにやり取りできないであろうことが極めて寂しいのですが（これは本当に本心から寂しい。）
影響余波は、計り知れないと思います。

▼最悪状態を予測してみる。
ネット全盛の現在において、場合によってはスポンサーであるDHCにも影響が出てくるでしょう。
下手すれば【『虎ノ門ニュース！8時入り』 – DHCシアター】自体の存続も危ぶまれる。

たかだがCS放送、スカパーの一番組ぐらい、と思うなかれ。
コメンテーターのこのような動きを起因として、番組が潰れた場合、ここに集った（主に左派系の）出演者らは、軒並み仕事がパーだ。
当然である、他の番組でも使えるわけがない。

▼そんなことは起きうるのでしょうか。
前提条件は、番組がポシャることだが、、、
これも五分五分ではないだろうか、「DHCがいらない」と言えばなくなる。
そしてDHCは凄まじい金額を番組に投じて、損害しかないのだ。
検討はすると思う、というよりもするのが当然だろう。
下手すれば降りる、降りるとは、、、番組がなくなるということ。

流石にそこまで（番組の廃止）は考えにくいとは思う。
例えば他の曜日は青山さんも出ていますし、、、

ただ保守とかサヨクとか考えずに、炎上やネットでの政治談議に巻き込まれること自体が面倒だと判断すれば、当然アウトです。
勘弁してくれ、というのが本心でしょう。

▼スポンサーは儲かるためにスポンサーについています。
シンプルな観点になりますが、保守思想を広めるためでも、サヨクに場を提供するためでもありません。
自社のブランドイメージを高め、広報能力を強化するためにスポンサーについているのです。
当たり前のことなのです。

ネット上の炎上、これに巻き込まれることは避けたい。
それが保守であろうと左翼であろうと、（企業としてスタンスがあるのでなければ）実はあまり関係ない。

無論、大きく国益を棄損し、それが法に反していたり
訴訟案件ともなれば別でしょう。
しかし多くの場合、保守や左翼や関係ありません。

番組の存続うんぬん以前として、今後、DHCがスポンサーについた番組においては
香山さんが起用されることはないでしょう。
そしてそれに追随するスポンサーも出てくることでしょう。
また、嫌がるプロデューサーも出てくるでしょう。

はっきり言えば、、、
芸能人ではありませんが、芸能人生命はほぼ断たれたのではないでしょうか。
精神科医の肩書で、各種のコメンテーターを行っておりましたが、今後は減るように思います。
大幅に、と言いますか、どうかすればほぼゼロに。
今回のは痛い。

スポンサーへの態度、プロデューサーへの態度。
かつ、彼女自身が炎上しやすいファクターを内包していること、
これらが明らかとなった今、Twitterアカウントの閉鎖だけで傷口は収まるだろうか。
私はどうも厳しいのではないか、と思う。

最後に、青山さんの怒りの声明
及び、それに対する番組側の謝罪。

青山さんは本気で怒っています。
極めて正当な怒りでございます。

また、番組側も正面からそれを受け止め、
真摯に謝罪を行っております。

香山さんは、Twitterアカウントがのっとられたとのことですが
（それが事実なのでしょうけれども、）
普通に考えれば、面白くないので愚痴をこぼして
反省の弁をのべつつも、裏でペロッと舌を出していた、ととられても仕方ありません。

香山さん自身が「のっとられた」と述べている以上、
それは信じているというスタンスではありますが
そのような反応があったとしても「仕方ない」という意味でございます。

番組の存続をかけて謝罪会見に臨んだ責任者は、
（のっとられた者に）「つまらない仕事」と揶揄されております。
必死に組み立てた段取りややり取りを暴露されていることからも
その「内部犯」への怒りたるや、、、

全力で調査し、何が何でも調査結果を報告せねばなならないでしょう。
そうせねば、それこそ番組としての威信にかかわるからです。

私個人としては、はじめてTwitterでメンションを飛ばされた際、
ドキドキしたし、何かあっては大変なことになると緊張もしたし
それも含めて思い出なわけで、アカウントの閉鎖が本心より寂しく思うばかりだ。

しかし。
この問題の余波は、サヨク陣営が思うよりも、保守陣営が思うよりも
想像以上に大きなものになるでしょう。

もう香山さんと以前のように、Twitter上でやりあうことはなくなるようですから
非常に寂しくなります。
モニターの前で拝見する機会も大幅に減っていくのでしょうけれども。

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行橋市議会議員　小坪しんやのブログより転載しました