「今そこにある危機」安倍政権、対中シフト鮮明…自衛隊を南西方面に迅速展開
安倍晋三政権が「自国と国民を守り抜く」基本的枠組みを整えた。中国の軍拡や北朝鮮の核・ミサイル開発を念頭に、
17日、外交安保政策の指針となる「国家安全保障戦略」と、新しい「防衛計画の大綱」、2014年度から5年間の
「中期防衛力整備計画」を閣議決定したのだ。防衛力の「質」と「量」を十分に確保し、抑止力と対処力を高めていくという。
安保戦略は、1957年に策定した「国防の基本方針」に代わるもので、約10年先を見据えた最上位の戦略文書。
自国と国民を守ることに加え、一国平和主義の殻に閉じこもることなく、国際社会の平和に貢献しようという
「積極的平和主義」を打ち出した。
東アジアでは、中国が沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入や、東シナ海上空の防空識別圏設定などで現状変更を狙い、
北朝鮮は核・ミサイル開発を着々と進めて、日本の平和を脅かしている。
こうした危機に対峙するため、安倍政権は新しい防衛力のコンセプト
「統合機動防衛力」を打ち出した。陸上、海上、航空の3自衛隊の部隊を必要な方面へ迅速に集中させる態勢をとることで、尖閣を含む南西防衛力を強化するものだ。
陸自は15ある師団・旅団のうち7つを「機動師団・旅団」に改編し、空輸ができる機動戦闘車を戦車に代えて配置、
南西方面へ迅速展開できる態勢に改める。中央即応集団を廃止し、全国的に指揮系統を一元化した陸上総隊を新設。
海自や航自との連携を高める。陸上総隊傘下には、離島奪還作戦を担う数千人規模の「水陸機動団」を創設する。
中期防には「海上優勢と航空優勢の確実な維持を優先する」とも明記。戦闘機を質量ともに増やし、長時間の作戦行動が可能となるよう空中給油機を倍増。護衛艦の定数も7隻増やし、より小型で広く活用できるものを導入する。
垂直離着陸輸送機オスプレイは5年で17機を調達。米軍のグローバルホークのような無人偵察機も導入し、危機の兆候をいちはやく察知する警戒監視能力を高める。
今そこにある危機を考えれば当然の対応だが、一部メディアは
陸自は15ある師団・旅団のうち7つを「機動師団・旅団」に改編し、空輸ができる機動戦闘車を戦車に代えて配置、
南西方面へ迅速展開できる態勢に改める。中央即応集団を廃止し、全国的に指揮系統を一元化した陸上総隊を新設。
海自や航自との連携を高める。陸上総隊傘下には、離島奪還作戦を担う数千人規模の「水陸機動団」を創設する。
中期防には「海上優勢と航空優勢の確実な維持を優先する」とも明記。戦闘機を質量ともに増やし、長時間の作戦行動が可能となるよう空中給油機を倍増。護衛艦の定数も7隻増やし、より小型で広く活用できるものを導入する。
垂直離着陸輸送機オスプレイは5年で17機を調達。米軍のグローバルホークのような無人偵察機も導入し、危機の兆候をいちはやく察知する警戒監視能力を高める。
今そこにある危機を考えれば当然の対応だが、一部メディアは
「専守防衛に合わない」
「平和主義が変質した」
などと、中国や北朝鮮の代弁者のような報道をしている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131218/plt1312181144001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131218/plt1312181144001-n1.htm