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[転載]●PTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因・症状・症例

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   こんにちはゆかりです。PTSDについて解説します。  

 PTSD(心的外傷後ストレス障害)の大きな特徴は、過去のトラウマ体験が悪夢やフラッシュバックなどの形で現在も続いてしまうことです。
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 過去のトラウマ体験を過去の出来事として終了させることです。自分からその話ができるようになることが回復への大きな一歩となります。もとの状態に回復するには専門家による治療が不可欠になります。


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PTSD・トラウマ・急性ストレス障害
更新日:2009年08月10日
 あまりに過酷な体験をしてしまった場合、心に残る傷跡が深く、PTSDと呼ばれる深刻な後遺症が生じる可能性があります。大きな地震などの天災や、事故、戦争、レイプ、暴力行為などが原因となるPTSDの症状をまとめま
した。
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辛い体験で起こるPTSD。不安症状の他、記憶喪失を併発することも

 受験や仕事での失敗や、失恋、死別など、誰にでも起こりうるショックな出来事。しかし、あまりに辛い体験を経験した場合、その体験を忘れたくても忘れられなかったり、辛すぎて記憶が消えてしまったりする「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」という心の病気になってしまうことがあります。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因となる出来事の例や症状についてまとめました。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因

PTSDは、生命が脅かされたり、人としての尊厳が損なわれるような体験が原因で起こります。大きな地震や火災などの過酷な「自然災害」や、レイプや児童虐待、DVなどの事件や戦争などの「暴力行為」、思わぬ「事故」などが、それにあたります。

例えば、男性による女性の暴行事件などでは、被害者は生命に危険を感じるだけでなく、尊厳が踏みにじられ、強い恐怖や無力感を感じてしまい、PTSDを発症する可能性が極めて高くなります。

直後は落ち着いているように見えても、事件の記憶が数週間~数ヵ月、場合によっては数年後に、悪夢や突然のフラッシュバックで蘇ってしまうことも。深刻なPTSDになると、蘇った過去のトラウマ体験のために、平常心で日常生活を送ることが難しくなり、もとの状態に回復するには専門家による治療が不可欠になります。


PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状

PTSDの大きな特徴は、過去のトラウマ体験が現在も続いているかのように、心理的に不安定になってしまうこと。フラッシュバックや悪夢などのでトラウマ体験時の恐怖や無力感、絶望感が蘇ったり、その体験を想起させるような物や状況に遭遇するだけで不安反応が起こるなど、精神的にも過敏になってしまいます。上記の例では、背後に足音が近づいてきただけで、暴行時の記憶が蘇ってパニックになってしまうといったことが起きてしまうのです。

主な症状について、以下にまとめます。

■ トラウマ体験が現在も続く症状
  • トラウマのイメージや感覚が頭に浮かんでしまう
  • トラウマ体験を悪夢で見る
  • トラウマ体験を強く思い出してしまうフラッシュバック現象
  • トラウマ体験を想起させるような状況で強い恐怖反応や不安反応を示す

■ 感情の麻痺・記憶喪失・回避行動
強いショックから心を守ろうとする機能が働き、記憶喪失や回避行動を起こすようになる。
  • トラウマ体験を想起させるような場所やモノを強く避ける
  • トラウマ体験時の完全な記憶を失う
  • 意欲が全般的に低下し、孤立感を強める
  • 辛い感情を持たない代わりに感情が鈍くなる
  • 将来の展望が見えないと感じる

■ 精神的な過敏症状
  • 寝つきが悪く、睡眠が浅くなる
  • イライラ感・怒りを感じやすくなる
  • 集中力が低下する
  • 過剰な警戒感を持つ
  • 背後の物音、照明の点灯などの外部刺激に過剰反応する

大震災・戦争で起こる集団的なPTSDの症例

 日本でも大震災の後などに被災者の心のケアが注目されることがあります。特にアメリカでは、過酷な生死の場面を目撃してしまった軍隊関係者など、戦地を体験した男性に非常にもPTSDがよく見られます。

「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」という概念自体、ベトナム戦争後に帰還兵の多くが深刻な心の病になってしまったことから生まれたものです。当時の帰還兵の約30%がPTSDと診断され、PTSDの診断基準には達しなかったものの、同様の症状が認められた割合を含めると、55%にのぼったといわれています。

肉体的な訓練を重ねている人でも避けられないPTSDは、原因となる事件・事故の回避以外の予防法がないため、なってしまった後の正しいケアが必要です

転載元: 医学部ゆかりの医療ブログ


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